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よくぞ残っていましたね。このデザインと作り込みは当時のマスターピースとも言えると、今でも思っています。しっかりとしたヒールカウンター、高さのあるヒールパッド、うっとりと見惚れてしまいます。香りを嗅げないことが残念です。くるぶしの部分が浅めなのは当時、アドルフ氏が足入れ部分とくるぶしの干渉を避ける為、同じ技法をサッカーシューズにも採用していました。それにしても、郷愁感で溜め息が出ます。

クラボウスキーさん、コメントお待ちしておりました！オークションでもeBayでも一度も見ていなかったものがたまたま出てきました。オークションの写真はカビだらけでしたが、きれいに掃除をしたら見事復活です。中敷きはスパイク部分とかかとだけで、土踏まず部分は三本線が縫合されているのが露出しています。三本線がアーチを組んでいて、飾りではないことの証明です。いつもいつもコメントありがとうございます。07-04-2014

くにさんさん、コメントを待っていて下さったとは大変恐縮です。タイムラグを御容赦下さい。スリーストライプがインナーのソール部分で縫合されていたのはモカシン構造という製法でアドルフ氏がインディアンの伝統的な靴の製法からヒントを得て採用したものです。これはレーサーと同年に同仕様で短距離用としてグリーンのベロアにブラックのスリーストライプでスパイダーというモデルがリリースされましたがアウトソールの仕様に若干の違いがありました。どちらもタウンユースのソールで履いてみたい逸品です。因みにスパイダーは数年前レディース用として復刻されていました。

クラボウスキーさん、モカシン構造の解説、ありがとうございます。スパイダーの色合いもいいですね。個人的にはTokyo64の復刻を願っております。Tokyo2020でも記念になるかと思います。ただし、スリーストライプはナイロンではなくレザーでお願いしたいですね。